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 |  無償のサイジングツール Azure Stack HCI Sizer
  ~使い方とポイントをご紹介!!~

   
       
   
       
   
    





みなさま、こんにちは!テクニカルセールス担当の車谷(くるまたに)です。
先日までムシムシと暑かった日が嘘のように涼しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
これからいい季節になります。コロナ終息を願って頑張っていきましょう。

さて、本日は数ある弊社のサイジングツールの中から、「Azure Stack HCI Sizer」をご紹介させて頂きたいと思います。





■目次

・ Azure Stack HCIとは
・ Azure Stack HCI Sizerの特徴
・ サイジングのポイント
・ 実際にサイジングしてみよう!
・ まとめ




■Azure Stack HCIとは

まずは、おさらいも兼ねて、Azure Stack HCIについて簡単に触れたいと思います。
Azure Stack HCI は、Windows Serverをベースとした、仮想化基盤Hyper-Vと、記憶域スペースダイレクトを利用した、HCIソリューションになります。その特徴としては以下3点が挙げられます。


1.Hyper-Vユーザーにおススメ
Azure との連携も含めてWindows Admin Centerにより、Azure Stack HCI は統一的な運用が可能です。
既存環境がHyper-Vで既に使い慣れている方は、Hyper-Vをそのままお使い頂けるので、新たな管理・運用方法を覚えて頂く必要はございません!この点はHyper-Vユーザーの方々には、管理・運用面で非常にメリットを感じて頂ける部分だと思います。




2.圧倒的なパフォーマンス
最新アーキテクチャに対応しており、仮想化基盤としてハードウェアのスペックを最大限に活かすことで高速化を実現する事が可能なソリューションになります。IOPSは約1380万という驚異的な数字を叩き出しています。他社のオールフラッシュHCIと比較しても高いパフォーマンスが期待できるのが2つめの特徴です。




3.サポート体制
従来の3Tier構成の場合、サポートに問い合わせる際、困った経験はございませんでしょうか。サーバはA社、ストレージはB社、ソフトウェアはC社…「どこに問合せすれば良いかわからないし、面倒くさい!」こんな声をお客様から頂いた事もございます。その点、Azure Stack HCIでは、多くの導入実績のある弊社でサポート窓口を1つに纏めて頂く事が可能です。万が一のトラブル対応の場合も、まずは弊社にご連絡頂く事でシンプルに問題解決頂く事ができます。



まずは簡単にAzure Stack HCIの特徴についてお話させて頂きましたが、弊社情報ガイドステーション上に、Azure Stack HCIについて、更に詳しく纏めたブログもございます。
製品に興味を持って頂いた方は是非こちらも読んで頂けると幸いです!
http://japancatalog.dell.com/c/isg_techblogmatome/





■Azure Stack HCI Sizerの特徴

Azure Stack HCIのメリット・特徴についてご理解頂けましたでしょうか。

改めてまとめます。HCIをご検討且つ以下のキーワードがでてきましたら、、、

1.パフォーマンス重視!
2.Hyper-Vユーザー(シングルアーキテクチャ / Microsoft / Windows Admin Center)
3. シンプルで実績豊富で安心なサポート体制!

是非Azure Stack HCIを思い出してください!
さて、Azure Stack HCIの特徴について、ご理解を深めて頂いた所で、本日の本題Azure Stack HCI Sizerのご紹介をさせていただきます。

まずはAzure Stack HCI Sizerの特徴をご紹介します。

1.パートナーポータルから簡単に使える!
☛Azure Stack HCI Sizerはパートナー様にお使い頂くSizerとさせていただいております。
ご利用の際は、パートナーポータルにログイン後、お使い頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
(パートナーポータルが未登録の方は、別途担当営業までお気軽にご連絡くださいませ!)
・Dell EMC Solutions for Microsoft Azure Stack HCI Sizer
https://www.dell.com/sizer/ashci/

2.機器構成及び利用可能ディスク容量が算出可能
☛お客様の要件から情報をポチポチ入れるだけで簡単にサイジング可能です。
(いやいや、そのサイジングが難しいんだよ!って声が聞こえてきそうですが…。ご安心ください!後ほどポイントはお伝えします。)



※ お客様の要件確認、リソース情報のご確認はどのように実施されてますか?もしもお困りの方がいらっしゃれば、是非こちらのブログも後でお読みくださいませ。
・無償の物理/仮想サーバアセスメントツール「Live Optics」のご紹介
https://japancatalog.dell.com/c/isg_blog_live_optics/



3.サイジング結果の出力も簡単
☛サイジング結果をPDF形式で出力頂く事ができます。
詳細については後程お伝えさせて頂きますが、ボタン一つで簡単に出力可能となっております。





■サイジングのポイント

ここからはサイジングの肝の部分、サイジングをする際のポイントについてお伝えさせて頂きます。
まず、ポイントとなるコンポーネントは大きく3つです。

・ポイント1:CPU
☛要件のCPUの物理コア数+10%程度多く、構成頂く事をおススメします。
・例:要件の物理コア数が16Cの場合 ⇒ 18C程度 (16C×1.1)
また、後程ご紹介するメモリでも同じ考え方ですが、HCIの特性上、ノード障害やメンテナンスの際のコア数も考慮頂く必要があります。



・ポイント2:メモリ
☛仮想化環境では一般的にメモリが足りないというボトルネックが起きやすいので、「メモリ容量はケチらない!」が鉄則です。
選定方法は、お客様の要件を満たす形で近似値のものをご選定頂ければ良いですが、ギリギリになりそうなら多めに構成頂くのがベターだと思います。



・ポイント3:Disk
☛キャッシュサイズはデータ領域の10%以上が推奨です。更に読み込み・書き込み比率を考慮して選定頂くと尚良しです。また、キャパシティ容量は空き容量を確保して頂く事を推奨させて頂いております。



※参照先リンク
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/storage/storage-spaces/storage-spaces-direct-hardware-requirements
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/virtualization/hyper-v/system-requirements-for-hyper-v-on-windows
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/storage/data-deduplication/install-enable
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/concepts/plan-volumes




■実際にサイジングしてみよう!

ここでは1つ例題をあげさせていただいて、Azure Stack Sizerの実演をしていきたいと思います!
実際にサイジングツールをご使用される際に、考え方とサイジングツールの使い方の一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。

【お客様の既存環境例】
・仮想マシン:50台
・vCPU:2vCPU / 1仮想マシン
・メモリ:120GB以上
・ストレージ容量:6TB

まずはサーバ構成の部分です。この画面で先程ご紹介したCPUとメモリが出てきますね。

・Solution type / Cluster:
☛2ノードでコスト抑えたご提案も可能ですが、耐障害性・拡張性の観点なども考慮してノード数をご検討頂ければと思います。
☛Scalable、Quick、Meshと選択肢がありますが、その選び方をお伝えします。
 ‐Scalable
  ⇒将来の拡張予定がまだわからない、まずは標準的な所からスタートして考えていきたいという場合。
 ‐Quick
  ⇒将来的に拡張の予定はなく、仮想マシンの数や各種リソースが大きく増える事がなさそうな小規模な環境を想定されている場合。
 ‐Mesh
  ⇒ノード間を接続するために使われるスイッチを使わず、サーバー間をダイレクトに接続してメッシュ(網の目)構成を組む場合。

 今回は標準的なScalableを選択したいと思います。

・Node type:
☛Disk多く積みたい場合は2Uの「AX-740xd」がオススメ。AMDのCPUをお使いになりたい場合は「AX-6515」を!

・CPU Per Node:
☛ここはポイントです!
まず、先程の公式に当てはめるために、必要な物理のコア数を計算します。
今回は、仮想マシン50台で、1仮想マシンあたり2vCPUという事なので、合計で100vCPU。
更に、この仮想CPUのコア数(vCPU)を物理CPUのコア数に換算する必要があるのですが、ここでは、物理コア数1に対して、仮想コア数2で計算します。(今回は1:2で考えていますがこの割合はあくまで例として1:2で考えています)
・100vCPU ÷ 2 =50コア (物理コア数)

物理コア数が算出できました!ここまでくれば、あとは先程のポイントを参照しながら計算するだけです。
物理コア数が50コアですので、+10%を考慮すると以下の計算式が導きだされます。
・物理コア数50コア×1.1(+10%)=60コア

最後に、ノード障害等を考慮しながら、60コアに合わせて、CPUを選定して頂ければOKです!
・Xeon Silver 4210(10C)×2ソケット=20C / 1台

今回は4Nodeなので、合計だとこのようになります。
・20C / 1台 × 4ノード= 80コア / 4ノード

あれ?なんで80コア?って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それは上述の通りノード障害を考慮してます。
この場合、仮に1ノード障害が発生しても、残り60コアは担保できている、という考え方です。

・RAM Per Node:
☛要件は120GB以上です。仮想環境においてのメモリの鉄則を覚えて頂いてますでしょうか?
そうです!「メモリはケチらない!」です。その部分を考慮すると一つ上の192GBを選択。となるかと思います。



続いてDiskの部分に移ります。

・Mirror%:
☛ここは100%を指定してください。

・Storage type:
☛IOPSの要件などを考慮頂きつつ、まずストレージのタイプを選択ください。

・Capacity:
☛以下の円グラフのUsable(実効容量)が要件を満たしていればOKです。

・Cache:
☛先程のサイジング指標に基づき10%程度を目安に選定頂ければと思います。



円グラフの見方についてです。

・Usable:
☛実効容量。Capacityの選定時にご確認ください。

・Resiliency:
☛今回の場合は3Way mirror(すべてのコピーが 3つ書き込まれる)なので、Usable領域の倍である14.6TiBと表示されております。

・Reserve:
☛上述の通り各サーバあたり(最大サイズの)ディスク1本分の容量を予約する事を推奨しております。



あとは、スイッチやライセンス、保守サービスなどについては、お客様の要件に応じてご選択を進めて頂き、最後に「Export」を押して頂ければレポートの作成まで完了!!となります。

今回選定した機種や構成イメージはこのような形になります。
【Dell EMC AX-640 / Azure Stack HCI 専用モデル】



 ● 2.5′ Chassis with up to 10 Hard Drives and 3PCIe slots, 1 or 2 CPU [SKU: 321-BCQL]
 ● Boot: BOSS with Dual M.2 240 or 480 GB (RAID 1)
 ● CPU: 2x Intel Xeon Silver 4210 2.2G, 10C (85W)
 ● RAM: 192 GB – 24x8GB RDIMM, 3200MT/s | 12x16GB RDIMM, 3200MT/s
 ● Capacity Drives: 4x 2TB HDD SATA
 ● Cache Drives: 2x 960GB Mixed Use SSD SATA
  ※一部抜粋



出力されるレポートはこのような形です。





※ 上記の内容はサイジングの一例としてご紹介させて頂いております。当該サイジング内容については、お客様環境を保証するものではございますので、予めご了承の程お願い申し上げます。




■まとめ

Azure Stack HCI Sizerについて、ご理解頂けましたでしょうか。
ぜひSizerをお使いになる機会があれば、こちらのブログを思い出して頂ければ嬉しい限りでございます。

また、最後に告知になりますが、Azure Stack HCIについてのWebinarも実施させて頂いております。
Azure Stack HCIの提案予定がある、このブログでより詳しく知りたくなった、まさにこれから導入する所、お客様に依頼頂くかも…などなど、同製品に関わる可能性のある方は、こちらも是非ご参加ご検討頂けますとありがたく存じます。
(Webinar形式になりますので参加人数の上限はございません。お気軽にお越しくださいませ。)

https://japancatalog.dell.com/c/isg_webinar_top/
※詳しくはこちらのスケジュールをご参照頂ければと存じます。




以上


パートナーセールスエンジニアリング本部
テクニカルセールス
車谷 和樹(くるまたに かずき)
2020/10/12


   
       
   
       
   
    

 

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